草の根ICT4Dイノベーション

最近、アフリカンフェスタ(横浜)やら地元中学校やらで、エチオピアダンスを披露しており、忙しくてICT4Dについての情報収集を怠っており、久々の投稿です。

ICT for DevelopmentにHeeks教授による「Grassroots ICT4D Innovation」という記事を発見。内容は、以下のようなもの。

これまで、ICT関連のイノベーションは、先進国の研究所で開発されてきた背景があり、そんなイノベーションを途上国で活用しようとすると、どうしても、理想と現実のギャップ(Heeks教授はこれをDesign-Reality Gapsと呼ぶ)が生じてしまう。ざっくり言えば、インフラやユーザースキル、文化や常識が異なる先進国からのOutsider主導のプロジェクトデザインは、途上国の現実にはマッチしないということ。で、このギャップがICT4Dプロジェクト失敗の原因になる。そこで、ICT4Dプロジェクト成功には、Collaborative innovationが重要。先進国からのOutsiderと現地のコミュニティが一緒になって、プロジェクトを作っていくことが大切というアプローチが改善案として一般的に指摘されてきた。
しかし、ここ最近、Collaborative innovationとはまた別のアプローチが発現しつつある。それは、「Grassroots innovation」。ICTの普及が進んできたことから、途上国が独自に生み出したICTの活用方法である。以下にGrassroots innovationの例を紹介すると、

・携帯で通話せずにコミュニケーションをとる。(例えば、あるものが欲しいときに、物売りの小僧なんかを自分のもとに呼ぶために携帯でワンギリするような使い方)
・携帯を財布がわりに利用する。(通話料クレジットを遠方の親類等からの送金代わりに利用するような使い方)
・新しい製品を作って販売する。(複数の携帯電話のパーツを組み合わせて新しい携帯電話として売る。例:最新の携帯のカバーと最低限の機能の中身を合わせて、「安いけど見せびらかせて自慢出来る」携帯にして売る。)

と、このような新しいGrassroots ICT4D Innovationというアプローチが出現してきてる点をHeeks教授は述べているが、一方では、こういった例は、上記の他にどんなのがあるだろうか?という問いかけもしている。
果たしてこのアプローチがICT4D成功の鍵となるのかは謎ですが、これまでとは一味違った視点であることは確か。面白いかも。

草の根ICT4Dイノベーション」への1件のフィードバック

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