本紹介”BOPを変革する情報通信技術” バングラデシュの挑戦

Blogサボってました。すみません。。。。。

さて、久々ですがICT4D関連の本の紹介です。

本紹介”BOPを変革する情報通信技術” バングラデシュの挑戦

かの有名なグラミン銀行のムハマドユヌスのグラミングループの通信系の会社と

日本の九州大学による面白いICT4Dの取組みがとっても分かりやすく書いてあります。

テレセンターとか電話貸し等、昔からのICT4Dの話題も含めつつ、

実際に保険分野での適用事例などは面白い。

BOP関連の本や調査研究はいっぱい出ているけれど、ICTにフォーカスして、

しかも、日本語でこの手のテーマの本がでるのってめずらしいんじゃないだろうか?

読みやすいのでお奨め。

本紹介”BOPを変革する情報通信技術” バングラデシュの挑戦」への4件のフィードバック

  1. tomonarit

    自分もこの本注文しました。
    多分、明日届くので読むの楽しみです。
    そして、この本と一緒に別の本も買ってみました。
    同じ人の本をいきなり2冊買ったので、つまんなかったら超残念と思ってたけど、面白そうだね。

    「情報ネットワークで結ぶシルクロード―国際開発協力にみる現代中央アジア」

    カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、これら中央アジア5ヶ国は1991年のソビエト連邦の崩壊により誕生した新しいアジアの国々である。中央アジアには、いわゆるシルクロードの歴史遺産だけではなく、豊富に埋蔵される天然資源に熱い視線が注がれており、またロシアや中国などの大国に囲まれ地政学的な重要性が最認識されている。本書では中央アジアに加え中国の新疆ウイグル自治区を舞台に、ICT(情報通信技術)分野を中心とした国際開発協力の視点から中央アジアの現代の姿を描き出す。(Amazonの紹介文)

    返信
  2. tomonarit

     早速、読んでみました「BOPを変革する情報通信技術-バングラデシュの挑戦-」。簡単に以下感想を述べて見ます。
    折角なので、ここ最近職場の同僚と一緒にやっている「読書会」風に、「良かった点」、「悪かった点」、「気づいた点」の3点について書いて見ます。

    「良かった点」

    ・読みやすい
    非常に分かりやすく書いてあり、BOPとは何かということから、テレセンターや携帯電話がどのように貧困層に利益をもたらすのかまで、事例を使って説明している。あっという間に読めてしまう本です。いわゆるアカデミックな人が書いているのに、こういう分かりやすい本ってあまり無いんじゃないかな。

    ・ポジティブである
    ICTを途上国開発に活用するというアイデアは、結構、ネガティブに見られることもある。「まだ早い」とか「優先度は低い」とかいわれがちだけど、この本では、ICT+ビジネス思考が開発を促進することを非常に前向きに語っている。なので、読んでいてポジティブになれる。

    「悪かった点」

    ・ポジティブすぎるかも
    上記の裏返しであるが、ポジティブ過ぎると感じる点も。例えば、テレセンターの運営費用を利用者からのサービス利用料で賄うことは困難である点が指摘されている。で、だから副業(Webサイト作成など)で副収入を得る仕組みや政府の協力が必要と述べられている。
    確かにその通りではあるが、農村のテレセンターで副業が本当に成り立つのか?BOPビジネスは単なる援助ではないと言いつつ政府の支援を期待するのはどうなのかな?とも感じる。途上国のe-governmentプロジェクト(公共サービスを提供するテレセンターも含む)の失敗確率が極めて高い点(Heeksの調査によれば約8割)や、多くのテレセンターのパイロットプロジェクトが持続されていない点を考えると、テレセンターの重要性は理解できるが、どうやって運営費を賄うのかはシリアスな課題である。また、スキルを身につけたスタッフが転職してしまったり、操作を代行するオペレーターが賄賂を要求するようになったりといった問題も多いと思う。そんな訳で、(敢えてそうしているとは思うが)ちょっとポジティブすぎると感じた。

    「気づいた点」

    ・テレセンターのビジネスモデルは?
    農村部のテレセンターで運営に充分な収益を得る事はホントに出来るのか?と疑問に思う。この本にもあったが、一人の農民がテレセンターで得た情報を口コミでその他大勢に知らせたりってこともあると、農民にとっては良いけど、テレセンターは儲からないし。。。
     ふと思うのは、利用者に対してサービスを売ること(有益情報を検索・提供してお金をもらうとか)で、生計を立てていくのは厳しく、Googleのように「サービスはタダです。でも、広告費等で儲けます。」的なモデルでないと成り立たないのかも、ということ。
     この本にあるように、「情報」ビジネスがBOPマーケット開拓の重要なキーであると自分も感じる。でも、例えば日本企業がここに参入するときに、利用者からの利用料を主収入と考えたら、うまくいく可能性は低いと思う。それよりも、既存のテレセンターを資金面で支援するとともに、無料e-learningサービスを提供し、数年後に「オイラは日本の○○e-learningシステムで英語力を身につけたです。しかも無料でした!」というような若者が大勢いる状況を作り出すことで、その国の教育相に「弊社のe-learningシステムを全小・中・高校に導入しましょう」的な商売が出来るのではないだろうか。実際、Googleの提供しているアフリカ言語の翻訳サイトはタダだし。

    ・情報提供の新しいかたち
    この本で「なるほど」と思ったことの1つが、実際のサービスでは、情報を提供するときに、既存の情報を情報の受け手(農民とか)にわかる形に加工して提供するようにしているという点。これまで、「農民がインターネットを使えるようになっても、大量の情報から何が信用に足る情報なのか?を見極めるスキルが彼らにない限りインターネットは役に立たない」といった主張をよく目にしていた。でも、バングラディッシュの例では、情報は彼らにも理解出来るように加工されてから提供されている。
     サービスの受け手のスキル(ITスキルや識字能力)を上げないとICTの恩恵は行き渡らない→だから結局は教育が大事といったこれまでの主張に対し、「サービスの質を受け手に合わせる」というテクノロジーDrivenな方法もあり、実際そっちの方が手っ取り早いのかも。なるほど。

    以上、長々と書いてしましました。
    これ以外にも読んでいる最中には色々な発見がありました。
    この本を読んでみて、途上国におけるICT活用やBOPビジネスに目を向ける日本人が増えたら良いなぁと思います。
    しかし、九州大学すげーなー。

    返信
  3. ピンバック: 情報ネットワークで結ぶシルクロード―国際開発協力にみる現代中央アジア « ICT for Development.JP

  4. ピンバック: 途上国ビジネスの鍵はパートナー « ICT for Development.JP

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