Top-downアプローチが悪いのか?

Global VoiceというWebsiteに“ICT4D: Past mistakes, future wisdom”という題名で、ICT4Dプロジェクトが失敗する理由についての考察が述べられていた。「ICT4Dプロジェクトは全般的にTop-downアプローチがとられるが、現場の人々への考慮を欠いたTop-downアプローチはプロジェクトを失敗へ導く傾向が強い」といったことが書かれている。そしてTwitterでのICT4Dプロジェクトの失敗に関する議論をいくつか紹介していた。色々な意見があったが、程度の差はあるもののどれもその通りだと思った。

自分も以前、修士論文をまとめたときに、エチオピアの遠隔教育プロジェクト(プラズマTVの導入)も現場の教師を無視したTop-downアプローチであり、それが問題であるといったことを書いた。そして、多くのICT4D、もしくは先進国におけるITプロジェクトに関する論文や本でも、「Top-downアプローチは駄目」みたいなことが良く謳われている。しかしながら、最近、本当にTop-downアプローチは悪なのか?と疑問を感じるようになった。

Top-downでことにあたるのは悪くなく、そのトップが正しい判断を出来ない点が本当の問題なのではないだろうか?Bottom-upでことにあたるのは、民主主義的で現場重視という感じがして良さそうな気がする。しかしながら、現実的には組織はピラミッド型なわけで、最も数の多いBottomの人々の意見を聞いていたら、まとまる可能性は低い。しかも時間が凄いかかる。結果、みんなの意見をちょっとずつ取り入れた妥協の産物的システムは、誰にとっても不満足な出来になってしまうのでは?だったら、トップが(あくまでも正しい判断でという前提だが)グイグイ引っ張っていくほうが良いのではないかと感じるようになった。最近。

問題はその判断を下すトップ層にいる人達をどう教育するかだ。「ICTのことは疎いんで・・・」みたいなことを言うトップをどうICTのプロとは行かないまでも、間違いでない判断を出来るようにレベルアップさせるのか。Top-downアプローチを批判するよりも、トップのICTレベル向上を目的にした支援も有効だと思う。

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