インドのITセクター概観

maki@久々登場です。。

Univ. Manchester のICT4DのブログにインドのITセクターの統計がでていた。
表やグラフはこのLinkに示されるとおりであり、Prof.Heeksのまとめの2点の直訳は以下。

・インドのソフトウェア産業の伸びはこの直近10年の平均で30%以上の数値をみせており、輸出の伸びは2008年度で360億ドルを超えるということ。

・インドのソフトウェア産業の輸出の伸びは国内市場のそれと比べて非常に大きな伸びを見せていること。その結果、1991年度に市場の19%であったもの輸出の割合が2008年度には69%のシェアとなったこと。

丁度、大学院の卒論でもインドのITセクターについて扱ったので少しだけ補足&蛇足コメント。

確かに、インドのIT産業、特にソフトウェア輸出の伸びは凄い。でもグラフを見ると確かに直近10年の伸びは30%以上だけれども、昨年度に関しては、伸び率は5%をきってしまった。これは欧米への輸出に大きく頼ったITセクターの歪な構造故に、リーマンショックによる不況の影響を大きく受けた結果だ。(もちろん、そんな世界不景気の中でも伸びを見せることは凄いことなのだけれども。)インドのITブームの要因の一つとして、Y2k対応のために、欧米の大企業がソフトウェア対応が間に合わずにインドへ外注したことから始まったとされる文献をいくつか読んだ。その影響もあってか、2002~3年頃のITバブル崩壊のときも、きちんとITセクターのグラフはへこんでいる。たまに読むMLでYahooグループにeGovINDIA@yahoogroups.comというのがある。投稿が活発なので正直全部読めていないけれども、「なぜ外国に対しては最先端のITシステムを提供しているのに、国内ではちゃんと利用できていないんだ?」っていう投稿をちらほら見かける。でもBOP的観点でインド全体を見回せば、国内市場の爆発的な伸びはこれからどっと押しよせて、このいびつな輸出vs輸入の構造もまた逆転していくんだろうか、とも思った。

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