ICT4Dと所得創出

ICTを利用した貧困層の所得創出というと、すぐ思いつくのは以下のようなものか。

  • 携帯を利用して市場動向をタイムリーに知ることで農民の所得が向上(例えば、ウガンダの例
  • NGOなどが貧困層にITスキルを習得させて、データ入力等の仕事を与える(例えば、インドのDatamation)

また、すぐには思いつかないけれど、無視できない分野としては、Gold Farmingがある。

そして、こんな分野があることを最近知りました。「CAPTCHAを1件18銭で解読するアルバイトを知っていますか?」ASCII.jpにあった記事で、読んでみて、勉強になりました。CAPTCHA(下記の図のような、ひん曲がった文字など)を読解させる仕事を、人件費の安い途上国の人々にやらせるというビジネスがあるとは。

最近は途上国のネット環境も以前より遥かに改善されきたことで、こういうビジネス(犯罪なのでビジネスと呼んでよいかは?だが・・・)が出現しつつあるんだろう。IT関連の仕事という点では真新しさを感じるけれど、ことの本質は、人件費の安い人達に汚い仕事を安くやらせようということで、以前からある弱者の弱みにつけこむ強者という構図(途上国で麻薬を作るとか、途上国の人々から臓器を安く買い取るとか)のなかの一事象なんだろうと思う。

さらに、同じくASCII.jpで上記と同じ投稿者が「CSRの点で犯罪者集団に負けるセキュリティベンダー?」というタイトルで良いことを述べていた。「CAPTCHA読解は、知らないうちに途上国の人々に犯罪の片棒を担がせる悪いことだが、それでも一応、所得向上に寄与するものである。一方、セキュリティベンダーの方はどうなのか?人海戦術で今よりも上手く解決出来る課題があるのではないか?そして、そういった仕事は途上国へのアウトソーシングの可能性があるのでは?」という意見。

犯罪の片棒を担がせるような仕事でなく、まっとうな仕事を提供することで企業も途上国の人々も利益を得られるWin=Winな仕組みを作れるDatamationのようなIT企業がもっと出てくれることを願いたい。

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