エチオピアICTセクターの可能性は?

BBC

今週はもうエチオピア特集的になってきました。BBCニュースでエチオピアのICTビジネスの可能性について書かれた記事「Ethiopian’s tech hopefuls」ってのありました。エチオピアの可能性は他国と比較して高いのか、それとも低いのか?

自分の知り合いでも何人かエチオピアでビジネス(ICT分野じゃないですが)を立ち上げることを検討したり、実際に実施したりした人がいます。その誰もが「法規制やお役所仕事のために非常にやりにくい」ということを言っていました。このBBCの記事でもその点は指摘されています。それ以外にICTに特化したところでも、やはり以下のようなネガティブ要因が指摘されてました。

  • エチオピアのテレコムセクターはいまだに政府独占でサービスレベル低い(事務所にインターネット引くにも一カ月以上待たされるとか)
  • インターネット普及率は1%以下
  • 携帯普及率でも17%
  • Apple StoreとかGoogle Playにもアクセスできない
  • Skypeのビジネス利用が禁止されてる(以前、このブログでも紹介しました)
  • ICTセクター最大の顧客は政府であり、民間・一般市民のICT利用はまだまだ
  •  World Economic Form’s Global Competitiveness Report 2012-2013ランクは144ヶ国中130位・・・。

と、このようなネガティブ要因があり、アプリ開発のようなスモールビジネスから始める起業家にとっては、なかなか成功するのが困難。それでも、ポジティブな要因も。

  • 人口増加中で今は8500万人。人口でいけばアフリカ第二のマーケットに。
  • 2004年より10%以上の経済成長率を維持
  • それなりにお金持っている中間層の増加
  • まだ誰も手を付けていないビジネスがまだまだある(現状では、あったら良いサービスが足りないものだらけということ)

というわけで、BBCではiHubなどと同様のビジネスインキュベーションに取組んでいるiceaddisとう会社を紹介してました。上記の写真がそのオフィス。かっこえー。

と、このような記事を読んでいて、ふとミャンマーと似てる点を感じた。ご存知の方も多いですが、ミャンマーは2011年3月にセインテイン大統領を首班とする新政権が発足してから民主化が進み、アメリカの経済制裁が解かれ、急速にインフラ整備を中心に発展をしている。ICTセクターを見ると、エチオピア同様に政府系通信事業者が独占状態であったが、民営化を進める方針であり、通信事業者ライセンスの国際入札を行い、この6月にノルウェーとカタールの通信事業者が落札している。今後、この外国2社がICTセクターに参入することで一層のICTインフラ&サービスの改善が期待できる。ミャンマーの目標は現在10%程度の携帯電話普及率を2016年までに80%近くまで持ってこうというかなり強気なもの。このブログでも紹介したように、日本のIT企業もポスト中国、ポストベトナムのオフショア開発拠点としてミャンマー進出を行っている。日経コンピュータでも特集が組まれて「最後のフロンティア」なんて呼ばれてました。

ミャンマーの話が長くなりましたが、要するに、これまで国営通信事業者に独占され、市場が成熟してないだけに、どっかでスイッチが入る(ミャンマーの場合は新政権発足)と、可能性が爆発するという点でエチオピアにも可能性があるのではということ。むしろ現状が低いだけに、伸びしろが多い。さて、2年ぶりの現地訪問でどんな変化があるか、楽しみです。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中