タグ別アーカイブ: 携帯電話

ガーナで見つけたイケてるリュックサック

ソーラーパネルがついてる

ソーラーパネルがついてる

先日、ガーナのFablabで活躍されている青木翔平さんとお会いしました。色々と面白い話を聞かせてもらったのですが、結構インパクトがあったのがこのリュックサック。

これ、ガーナで行われた「19th Ghana International Trade Fair」販売されていた品。思わず衝動買いをしてしまう青木さんのセンスに、トーゴで懐中電灯携帯を買ってしまった自分はとても共感してしまった。

見ての通り、このリュックサックにソーラーパネルがついていて、携帯電話の充電が出来るようになっているのです。そして、どんな形状でも対応可能なようにコネクタが10種類付いている!

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さらに、自分が心を奪われたのは、この手作り感!!

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なかなか良い感じです。

途上国ならではのこのアイデア商品に心がはずみますね。もし、東京でこれを背負っている人を見たら、「あ、それガーナのですよね?」と声をかけてみましょう。そこから、面白い人脈が広がること間違いなしです!

トーゴで携帯電話買ってみた

2015年最初の投稿は、トーゴで買った携帯電話について。
12月にガーナから陸路で初めてトーゴへ行ってきました。首都ロメは結構活気があって良かったです。そこで、繁華街に行ったついでに、携帯電話屋さんに入ってどんな機種があるかチェックしてみると、面白い機種が・・・。

懐中電灯携帯1

懐中電灯がついているじゃないですか!しかも、ノキアが途上国向けに作ってた携帯におまけ程度にライトがついているようなタイプじゃなくて、その逆。懐中電灯に携帯電話がついている感じ。思わず購入。1割しかディスカウントしてくれず、3500円くらいで買いました。もちろん、メイド・イン・チャイナ。電源入れると韓国の「カンナムスタイル〜!」って曲がながれる。ちょっと恥ずかしい。

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懐中電灯が明るい!

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しかも、デュアルSIM。さすがアフリカ!メモリカードもさせる。

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これが待ち受け画面。「Insert SIM1」というメッセージが出ているように、SIMカードさしてないのですが、なぜか左上にはSIM1に対応するアンテナが立っている・・・なぜ?

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一応、カメラもついてる。あと、ボイスレコーダーとかFMラジオとかひととおりの機能あり。これはなかなか良い買い物でした。実際に使ってみるとどうなるか…?

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こんな感じ。大きいが、まあ許容範囲。でも、胸ポケットにはおさまり悪すぎ。主張しすぎだ。

写真「この人、なんで懐中電灯を胸ポケットに入れてんだろ?」って思われるはず。これで東京の地下鉄乗りたいな。

しかし、この携帯、停電が多いガーナでは大変重宝しています。買って良かった(笑)
次回はもう少し真面目な投稿します〜

エチオピア商品取引所(ECX)について

先日投稿した記事「ICT4Dに必要なのはスティーブ・ジョブズか」にエチオピア商品取引所(ECX: Ethiopian Commodity Exchange)のことも書いたが、エチオピアは自分の第二の故郷なので、もう少し詳しい情報を紹介したい。

まずは以下の動画。このECXの生みの親であるEleni Zaude Gabre-Madhin(元世銀エコノミストのエチオピア人)のTEDでのプレゼンである。このプレゼンで、ECXがあれば、エチオピアの食糧危機や農民の生活向上に貢献できると説明している。特に、食糧危機であっても北部に食糧がなくて人が餓死する一方で、南部では食糧があまっているといった話からは、道路インフラの改善や政府が農作物を一元管理することの必要性を感じる。

次にUNDPのレポート(2012年1月)等からの情報。2008年4月に設立されたECXは農民やバイヤーにコーヒーやゴマ、穀物の市場価格情報(ニューヨーク市場やシカゴ市場の価格なども)を提供している。情報提供の方法は、31箇所あるセンターの電光掲示板を通じてやWebサイト、携帯電話のテキストメッセージ、自動音声サービス(4言語でのサービス。ちなみに、エチオピアでは80を超える現地語があると言われる)が用いられている。現在、アフリカ域内での取引しか行っていないが、2011年には11億USDの取引規模を有する取引所に発展、毎日2万件以上の取引や市場情報照会の取引照会がある。

ICT4Dの観点からだと、携帯を利用して農民の収入増加に貢献するダイレクトなサービスをしている点に注目があつまるが、一方では、ECXはコーヒーなど輸出品の品質管理を行うことで、輸出品そのものの価格を上げることに取り組んでいる組織である。例えば、

「エチオピアコーヒーのECX制は、その国内生産量の約96%を占める輸出用コモディティコーヒーを9つの主要生産地(Yirgachefe、Sidama、Jimma、Harar、Limmu、Kaffa、Tepi、Bebeka、Lekempti)に分けて各10の等級に分類しようとしたもので(スペシャルティと国内用は現時点では分類が異なる)、4%にも満たないスペシャルティコーヒーを流通加速するより、コーヒー全体の価格を上げることを眼目として発足している。」

上記はECXについて書いてある珈琲系のブログからの抜粋だが、そのブログで取り上げられていたネタが興味深い。

これまでアメリカをはじめとする輸出先であるコーヒー業者は、エチオピアの農家から直接コーヒー豆を買い付けることで、その豆のブランド力をアピールしてきた。「単一産地」かつ「直接取引」のコーヒー豆です!ということをアピールしてきたわけだ。それが、ECXを通じてコーヒー豆を輸入することは、その豆が本当に特定の産地の豆なのか?と胸を張って言い切れなくなることを意味する。

希少な単一産地のコーヒー生豆の買い手にとって、生豆が栽培されたテロワール(土壌と風土)が、世界最大のコーヒー店チェーン、米スターバックス との販売競争で強みになる。専門的なコーヒー業者は、エチオピアとの関係が崩れ、同国産コーヒー生豆のブランド力が損なわれていると嘆く。カナダのディスカバリー・コーヒーのプリンシパルオーナー、ジョン・リオプカ氏は、エチオピア商品取引所の開所後、エチオピア産コーヒーを単一産地ブレンドのメニューから取り除いたと語った。(ブルームバーグの記事「専門店から消えるエチオピアコーヒーの香り-商品取引所開設の余波」(2011年9月)抜粋)

エチオピアのコーヒー価格を上げようとECXが品質管理等に取り組んでいる一で、海外におけるそのコーヒー豆のブランド力が落ちてしまうというリスクもあるという話。複雑な課題です。

最後にICT4Dの観点に話を戻したい。Eleni Zaude Gabre-MadhinのプレゼンでECXについての説明があるが、そこでは携帯電話を用いての情報提供サービスとは言っておらず、地方のテレセンター的な拠点を通じての情報提供といっている。さすがに2007年時点では携帯がエチオピアでもこれほど普及するとは思ってなかっただろうなぁ。以下のグラフ(上記と同じUNDPのレポートから)のようにエチオピアの普及率はかなり低いレベルでしたので。

アフリカの携帯普及率 in 2007

そして、ECXが軌道に乗った理由には、携帯電話の普及といううれしい誤算があったのかもと勝手に想像。参考までにアフリカのICT普及率のグラフ(上記と同じUNDPのレポートから)も載せてみます。

アフリカのICT普及率2010

ノキアが途上国における携帯電話ビジネスプランを募集中

ノキアが途上国における携帯電話のビジネスプランを募集している。Growth Economy Venture Challengeというこのビジネスコンペは、一日平均5USD以下で生活する途上国をターゲットに、革新的な携帯電話ビジネスプランを募っており、優勝者には1,000,000UDSの資金が投資される(寄付とか援助ではなく、あくまでも資本投資)。締め切りは7月31日。

ノキアはこれまでにも、インドのテキスタイル産業において携帯電話利用による効率化・生産性向上を目指すプロジェクトや農民に携帯電話を通じて作物の市場価格等の情報提供サービスなどを実施している。自転車で携帯電話の充電ができる機器の販売や、InfoDevとのコラボなど、ノキアはかなり新興市場開拓へ積極的に取り組んでいる。この取り組みが、3年後とか5年後にどういう結果になるのだろうか。

中国企業によるエチオピア携帯電話事業

NHK総合テレビで、中国企業によるエチオピアの携帯電話事業について放送される。放送は11月29日(日)午後9時45分から10時34分。

自分がエチオピアにいた2003年から2007年の間に、確かに中国のプレゼンスはぐんぐん上がって行った気がする。道路工事や通信インフラ構築等、いろいろな点で中国企業の名前を聞いたし、中国企業の名前の入ったトラックやショベルカーなんかを田舎へいく幹線道路でよく目にした。こと通信インフラについていうと、ZTEという中国企業がエチオピアの通信インフラ構築を実施している。この番組、是非とも見てみたいところです。

ところで、とうとうこのブログの投稿記事が50を超えました。投稿記事が100を超えると、ブログが一過性のものでなくある程度の知識の蓄積として価値が出てくるというのをどこだかで聞いたことがあります。やっと半分。とりあえず、100を目指してやってこうと思います。

Googleがアフリカで提供するSMSサービスとは

Africa gatheringに、Googleがウガンダで新しくSMS(携帯のメッセージ)サービスを開始したという記事を発見。

GoogleがGrameen Applabや Ken Banks of Kiwanja.net 、そして MTN(サブサハラ・アフリカで最大手のモバイル会社らしい)と協力して、SMSサービスを開始したという。サービス内容は、SMSでの情報提供だが、その情報は、医療、農業、地域の天気予報、ニュース、スポーツと多岐にわたる。そして、サービスのなかには、「売り手」と「買い手」をマッチングさせる場を提供するものもあり、そこでは、中古車から穀物や家畜、そして仕事などがやりとりされる。また、別のサービスでは、ユーザーが質問をテキストで送ると、その質問の回答が送られてくるというWebでいう検索機能に近いものも含まれている。(詳しくは、Google Africa BlogGoogle Blogで読めます)

アフリカは携帯電話普及率の上昇スピードは世界一、そして既に3人に1人は携帯をもっているという。インターネット普及率の6倍の普及率を誇る携帯電話を活用したSMSサービスは、まさにアフリカにピッタリなのかも。うーん、これからは携帯がアツイ!

携帯電話の普及が所得にあたえるインパクトとは?

tomonariのウガンダのニュースに続き、ICT4Dの宝庫、インドからMobile for developmentのニュースです。

インド国際関係研究所は先月、携帯電話の普及がインドの一人当たりの所得に与えたインパクトについてのレポート発表しました。

インドの各州の個人のGDPと携帯の普及率を調査したところ、”普及が10ポイント上がる毎にGDPが1.2ポイントあがる”ということが記述されている。これまでもたくさんのICT4D文献で携帯の効率性、や開発への効果が研究されてきた。このレポートの面白いところは、携帯の普及率とGDP拡大の相関関係は、”単なる”比例ではなく、その効果が十分に発揮されるには、普及率が一定量をこえることを条件としている。インドのマーケットにおいては、これは25%なんだそう。なるほど。。。