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JICA監修アプリ「Jhappy」

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JICAがSNSアプリをリリースしているのでご紹介。
以下、JICAのWebサイトからのコピペです。

JICA監修SNSアプリ「Jhappy(ジェイハッピー)」のAndroid版をリリース致しました(iOS版は2016年11月に先行リリース)。

本アプリは、世界各地で途上国開発に関係する様々な人々(日本に来ている途上国の留学生、途上国のカウンターパート、日本の開発専門家、コンサルタントetc)や、国際協力やボランティアにご関心のある人々にご利用いたただける情報交換のプラットフォームです。誰でも無料でダウンロード、情報発信・閲覧等ご利用いただけます。インターネットで検索するよりも簡単に国際協力やボランティアに関心のある世界中の人々や情報と出会い、対話することができます。世界の課題解決のためにご尽力いただいているみなさまの対話・学びあいの促進にご活用ください。

また、日本含め世界各国が抱える社会課題は多様化しており、問題解決のためには、今後も益々多くの方々の事業へのご参画を必要としています。JICAは、このアプリを通して、事業の成果にかかる情報発信や、日本に招聘している途上国からの留学生との交流強化に一層努めます。

これまで国際協力事業とはご縁のなかった方々にも、Jhappyを通して、世界で起きていることを、より身近に感じていただけますと幸いです。

以上がJICAのWebサイトの紹介文。うーむ、か、カタい。かなりおカタい感じの紹介文だ。でも、万博関西弁バージョンのようにくだけ過ぎするよりは良いか。

紹介文の賛否はさておき、関心がある方は、iOS版はここから、Android版はここからダウンロード出来ます。

そう言えば、大分昔(2009年)の投稿「SNSの可能性」の中でも紹介していたのですが、ドイツのGIZ(ドイツのJICAみたいな組織)が「Alumniportal Deutschland」というSNSサイトを2008年からやっており、2009年時点では約2500人だったユーザー数が、現在は15万人近くまで拡大していました。

SNSが成功する(盛り上がる)のか否かのポイントは、ICT4Dプロジェクトの成否のポイントと類似点が多い気がする。SNSサイトを立ち上げたり、アプリをリリースするだけでは何も起らない。例えば10年位前、mixiが流行った時代には、自治体の多くが自治体SNSサイトを立ち上げたものの、成功した例はかなり限定的だった。「ICT=Solution」的な発想でシステム導入だけしても、その効果が出ないという明快な例だったと思える。

SNSについては、それを使うユーザーへの動機付けや、ユーザーを巻き込むことが必要。更に使い勝手にも気を配る必要がある。一方、負の面を考慮すると、ユーザーのマナー(リテラシー)や、英語以外のマイナー言語(例えば、スワヒリ語とか)で不適切が書き込みがあった場合に、誰がどうそれを発見して削除するのか?や個人情報の取り扱い、セキュリティといった難しさもある…。

と思いながら、とりあえずダウロードしてみました。

アフリカのSNSユーザって、どれくらい?

TICAD Vも近いということで、アフリカネタを紹介。ICTWorksブログに面白い情報が載っていました。 
アフリカのFacebookユーザの数を主要な国ごとに示したものです。

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エジプトが日本と同規模のマーケットだったとは知らなかった。また、今や途上国でのSNS利用は急増中で、バンコクやジャカルタのFacebookユーザ数は、ロンドンのそれよりも多いという。そして、驚いたのは、2004年時点の世界のインターネットユーザ数よりも、現在のFacebookユーザ数のほうが多いということ。これから途上国での携帯普及&携帯からのSNS利用増加すると、どんな変化が起きていくのだろうか。

もうひとつ、面白い情報がありました。Urban Geographical Tweets in Africaというもの。アフリカの主要都市(ナイロビ、カイロ、ケープタウン、キガリ、アジスアベバ、アッカ、ダルエスサラーム、チュニス、ヨハネスブルグ、ラゴス、モガデシュ)におけるTwitterのツイート分布です。各都市のものが、上記リンク先にあるので、興味のある都市があれば、是非、上記リンクを見てみて下さい。ちなみに下はアジスアベバです。

アジスアベバ

最後に、参考までに以前書いた関連ネタ「アフリカのFacebookユーザ数が7ヶ月で2倍に」も興味あれば見てみて下さい。

エジプトーSNS革命とシスコによる投資

ここ最近、エジプトとSNS関係のニュースやら記事やらを複数目にした。具体的には、伊藤洋一のRound Up World Now!(4/29放送分)、山本達也「政府のコントロールを超えたSNS」(THE ARAB, p14-15.)、Rising Africa「シスコ、エジプトに1000万ドルの投資へ」の3つ。以下、面白いと感じた点を書いてみる。

まずはSNSがもたらす情報波及度を示す数値から。

以下が「Facebookで20分毎に起きていること」といわれている。

  • 写真へのコメント:130万件
  • イベント招待の送付件数:150万件
  • ウォールへの投稿:160万件
  • ステータスアップデート:180万件
  • フレンドリクエストの承認件数: 197万件
  • 写真のアップロード:270万件
  • コメント:1020万件
  • メッセージ:460万件

そして、ツイッターの情報波及効果を示す例として以下のことが言われている。

100人にフォローされている人が何かつぶやくとき、それぞれのフォロワーが同様に100人にフォローされていると仮定した場合、それぞれがリツイートしたら、あっという間に1万人に情報が伝達されることになる(100×100=10000)。そこから更に、それぞれが100人にフォローされていたら100万人に情報伝達されることに(100×100×100=1000000)。いわゆる「バイラル(ウイルスのような)効果」と呼ばれている効果だ。

このような、人々のつながりを作り、圧倒的な情報波及効果を持つSNSがチュニジア革命を起こし、エジプトでのデモを引き起こした。

ネットを利用した革命というと、これまではサパティスタ民族解放軍が取り上げられることが多かった。1990年代に発足したサパティスタ民族解放軍はネット通じて情報発信をすることで支援を受けている点が特徴的。今回のチュニジア、エジプトもサパティスタ民族解放軍もどちらもインターネットを利用している点では同じだが、今回のチュニジアやエジプトでは、SNSでの「つながること」が重要だったのに対して、サパティスタでは従前のインターネット利用方法である「情報を発信すること」がポイントであったというように、インターネットの主な使われ方における今昔の変化が反映されているように感じる。

また、Rising Africaにシスコがエジプトにベンチャーキャピタルで1000万ドル投資するというニュースがあった。ふと、今回のエジプトでの一連の騒動が、エジプトのIT普及率やユーザのITリテラシーなどが十分投資するに値するという判断に繋がったのか?と短絡的ながら感じた。政府にとっては痛い騒動だけれども、一方で、諸外国や外資企業に対して、「IT先進国」であることがアピール出来る材料にもなったのかもしれない。もしやチュニジアへの欧米IT企業の投資が拡大するなんてこともありか?

一方、今回のエジプトで暴動鎮圧のためにSNSサイトがアクセス制限されたように、政府によってアクセスそのものが制限されるということは十分考えられる。自分がいたエチオピアでも2005年の選挙時に携帯SMSが利用不可となったことがあった。この点は、欧米IT企業が投資する際の大きなリスクだ。でも、山本氏は、情報のコントロールは出来ていたアラブ諸国でも、SNSの楽しさを知った国民を敵に回してまでアクセス制限することは困難であり、結局、「不都合な情報」はコントロールできても、「つながる」ためのインターネット利用はコントロール出来ていないといっている(山本達也「政府のコントロールを超えたSNS」より)。さらに、SNSが日常の経済活動になくてはならない存在にまでなれば、自国の経済活動を妨げることになるので、政府も簡単にはアクセス制限が出来なくなるだろう。今回のエジプトの騒動から、シスコは「政府によるコントローはそう易々とは起こらない」と睨んでいるのかだろうか。

伊藤氏がコメントで、SNSは既存の体制を破壊するには強烈な威力を発揮するが、新しいものを創り出すには向かないツールなのでは?といったことを言っていた。確かに、ツブヤキで不満を煽り、弱いネットワークで繋がった多くの人が賛同すれば、革命を起こすくらいの大きな現象が起きる(創発(emergence)と呼ばれる現象)。破壊の方が創造よりも簡単なのは良くわかるが、一方で、FOSSのことを考えると、何も破壊だけでなく、創造も弱いネットワークで繋がった多くの人により行われていることがわかる。IT企業による投資が破壊よりも創造に大きく貢献してくれることを願いたい。

南アフリカの携帯SNSとHIV予防

SNSというとMixiやFacebookが思いつくけ。自分はやっていないが最近は、携帯電話のSNSもある。携帯SNSの特長はGIS機能と連動して、友人のAさんが近くに居ますみたいな情報も提供出来る点のようだ。

そんな携帯電話のSNSを使って、HIV予防やAIDS治療へのアクセスを向上させる試みが南アフリカであるという記事(MediaUpdate)を読んだ。
南アフリカで携帯電話事業をするVodacomのGridというのがそのSNSサイト。このサイトのユーザーは約11,000ヵ所にあるHIV関連のサービスを提供している施設の位置を知ることが出来る。実際使ったことがないのであくまで想像だけれど、きっとSNSで「今あなたのいるところから一番近いHIV検査センターは・・・」みたいなメッセージや地図が見れるのだろう。

SNSのユーザーは主に若者。そしてHIV関係の情報を発信するときの主な対象も若者。ということで、このサービスはHIV予防に貢献するものと期待される。実際、このサービスは南アフリカのHIV予防を支援するUSAIDのサポートを受けている。

ICT4H(Health)、M4Hってことですかね。携帯電話SNSというプラットフォームは、色々な可能性がありそうです。

Google年間検索ランキング、ソーシャル・ネットワーク、マイクロファイナンス

「Googleの年間検索キーワードのランキング2009年版が発表されたら、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)関係のキーワードが多くを占めていた」という話を聞いた。早速、ググッてみると、なるほどその通り。上位5位は以下の通りでした。

1. マイケルジャクソン
2. Facebook (みんな知ってるアメリカ発のSNS)
3. tuenti(スペインのSNS)
4. twitter(最近話題、蓮舫も使ってる「つぶやき」用ソーシャルサイト)
5. sanalika(トルコのSNS)

1位のマイケルは、まぁ流石という感じですが、2位から5位は全部SNS関係。日本でもSNSは知名度が上がってきたけど、世界はもっと凄いのだと感じる。トルコまでもが・・・。

以前このブログでも紹介したGlobal Voices Onlineに、ソーシャル・ネットワーク・サイトがマイクロファイナンスを促進するという記事があった。ネットを介したマイクロファイナンス融資というと、これまで自分はKivaくらいしかしらなかったけど、この記事では、中国の農民へ融資をするためのWokaiというサイトや、貸し手としてヨーロッパの人達をターゲットにしたフランスのBabyloanというサイトの紹介もされていた。どれも貸し手と借り手がつながれるだけでなく、貸し手同士もネットワークを作れる仕組みになっている。単純にこういうのは面白いからユーザーもアクセスするし、アクセスするから融資も増えるのだろう。

自分がICT4Dに興味を持ち始めた5年前には、SNSを通じた途上国の貧困層への融資なんてことは毛頭考えも及ばなかった。と、思うと、これからICTを活用した途上国支援の可能性って、凄いありそうだなぁと感じるです。

Kivaの新たな競合?

前にP2P(Person-to-Person)レンディングの記事を書きました。
そのときにKivaにもちょこっと触れましたが、最近のニュースをこの辺で。。

1. Kivaの新たな競合?? (worldbankのPSD Blog 6/15のpostから。)

WebをつかったP2P融資の先端を行くKivaに対し、
Mobile Movement
というあらたなP2Pサイトの紹介がされている。
Web経由でMicrofinanceをするというコンセプトは一緒なのだけど、
筆者が指摘する二つのP2Pサイトの違いは、、、

LenderがBorrowerとのOne-to-Oneの関係を持ちたくないなら→Kiva
LenderがBorrowerとのOne-to-Oneの関係を持ちたいなら→Mobile Movement

確かにKivaではBorrowerの顔やなりは分かるけど、そこまで深いコミュニケーションはとれない。
”自分が投資をしている”感を得るには、Mobile Movementの発想は面白い。よりSNS的発想というか。

だったらFacebook上のDonationのアプリケーションでも、、とも思ってしまうけれども、それはいいとして。

とはいれ、、マイクロファイナンスにありがちな、LenderとBorrowerのトラブル回避とかを考えればKivaのほうが、よりお手頃、というか、ビギナー向けだと思う。LenderとBorrowerの間のコミュニケーションをやりたいかorやりたくないか、ということなのかな。

end

Africa gathering

いろいろとSNSサイトがありますが、自分が登録しているLinkedinってSNSからお知らせが来た。誰かがメッセージを送って来たらしい。「怪しいなぁ~」と思ってみて見たら、真面目なメッセージが。

エドワードという英国人からで、
「アフリカを対象にICT4D関係の活動をするための「Africa gathering」という活動を開始したので、日本からの支援者・協力者を探している。自分の妹もマンチェスター大学卒で日本在住で通訳をやっている。ICT4Dに詳しい日本人を探しているのだが・・・」というようなメッセージだった。

いやー、凄いもんだなぁと思った。まったく知らない英国人が、「ICT4D」、「マンチェスター大学」、「日本人」というキーワードで、ネットを通じて日本人にダイレクトにコンタクトを取ってくるなんて、一昔前には考えられなかったのではないかと。

このAfrica gatheringのWebサイトを早速覗いてみた。まずは4月25日にロンドンでセミナーをやるらしい。セミナーのゲストは、ロンドン大学Royal HollowayのTim Unwin教授など、ICT4D CollectiveのメンバーやGoogleなどから。ふと題目を見ると、エチオピアのOLPCについてのセミナーもあった。そういえば、大学院を選んでいるとき、Tim Unwin教授へメールを送り、ちょうどエチオピアに来ていたRoyal HollowayのPhDの学生を紹介してもらったことが。その学生とエチオピアで一緒に中華料理屋へ行ったこともあったなぁと懐かしくなった。

ネットを通じて知らない人とあったり、人を紹介されたり。いやー、よくよく考えるとスゴイことだなぁ。しかも、異国の人とだもんなぁ。さらに、その人が自分の知り合いの知り合いだったりするわけで。こういうSNSに代表されるようなネットの「つながり」は色々な可能性を秘めているだろうと感じる。