JICAの民間連携スキームからICT4Dプロジェクトをピックアップしてみた

ども、ガーナから帰国してから日本のスピード感についていけず、ここ最近ブログ投稿をさぼっていたTomonaritです。今、ルワンダにいるKnotに負けじと投稿しようと思います。

さて、上の動画は、日本の会社「エアロセンス社」のドローンを用いた物流サービス普及促進事業(ザンビアでの保健医療分野の新たな物流インフラの構築)の一コマ。ドローンが飛んで行くことろは何故か興奮しますね。これ、JICAの民間連携スキームという制度を使っているものなんです。民間企業からのアイデアを募って、その中からいくつかアイデアに資金援助をする「民間連携」スキームなるものがJICAにあります。「資金援助っていくら?」とか「どういう条件なの?」いう点については、JICAのWebサイトを見てもらうことにして、ここでは「ICT4Dプロジェクトはどれくらい採択されているのか?」という点に注目。以下、複数ある民間連携スキームの毎に、どんなICT4Dプロジェクト(中には太陽光発電の案件も含めちゃってますが)が採択されているかをJICAのWebサイトからピックアップしてみました。

民間技術普及促進事業

BOPビジネス連携促進

中小企業海外展開支援事業-基礎調査-

中小企業海外展開支援事業-案件化調査-

中小企業海外展開支援事業-普及・実証事業-

以上、5種類の民間連携スキームにおいて採択されたICT4Dプロジェクトをまとめてみました。正直、自分が思っていたよりも多くのプロジェクトが採択されており、どれもタイトルを見る限りはとても面白そう。遠隔教育とかe-Learningって昔から永遠のテーマなんだなぁ…と感じたり、やっぱりアフリカは少ないなぁと感じてます。エアロセンス社のように、イノベーティブな取り組みを途上国で行う企業が増えたら面白いですね。

ルワンダ「アフリカのHubになりたい」が結構ガチだった

皆さんルワンダってどこにあるかご存知ですか?そう、アフリカです。では、そのアフリカ大陸のどこにあるのでしょうか?

map-of-rwanda

そう。この真ん中あたりの点のように非常に小さい国がルワンダです。(写真:Geology.com)
四方を国(タンザニア、ウガンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国)に囲まれ、港もなく天然資源も豊富ではない小国です。(面積は北海道の3割)

このルワンダが、アフリカのHubになろうと努力しています。それがまた、結構本気でHubになろうとしているので、いくつか既に起こっている事例ご紹介したいと思います。

  1. 国際会議のHub
    未だに日本ではルワンダというと虐殺のイメージが強いですが、実は治安は非常によく、東アフリカ諸国の中で最も犯罪率が低いと言われています。その治安の良さを生かして、安心して国際会議を開ける場所として多くの国際会議を誘致しています。キガリ・コンベンション・センターという立派な会議場も昨年オープンしています。
    実際に2016-2017年だけでも、以下のようなアフリカ・世界規模の国際会議をルワンダで行なっています。
    Africa Union Summit(アフリカ連合の国際会議。2016年7月)
    World Economic Forum on Africa(各界のリーダーが集う国際会議。2016年5月)
    Transform Africa Summit (Smart Africa(後述)の定期会合。2017年5月)
    YouthConnekt Africa Summit (若手・女性起業家支援の国際会議。2017年7月)
    これだけの会議を開催できるとなると国のイメージ向上にもいいですね。
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  2. アフリカ開発のHub
    アフリカをITを使って発展させようというスローガンのもと、Smart Africaというアフリカ諸国による国際機関が2013年に立ち上がっています。IT立国を目指すルワンダはそのリーダーシップを取るべく本部をルワンダに誘致しています。そしてその後もTransform AfricaというSmart Africaに関する国際会議を定期的に主催することで、アフリカITのリーダーとして存在感を出しています。
    また、MDGs(ミレニアム開発目標)の後継であるSDGs(持続可能な開発目標)のアフリカの事務局としてSDG Center for Africaもルワンダに事務局を置いています。
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  3. ビジネスのHub
    ルワンダはアフリカ内で2番目にビジネスを開始しやすい国にランク付けされています。実際こちらで起業家に話をしても、本当に数時間で登記が完了するほど起業はしやすく、政府も「アフリカでスタートアップをするならルワンダに来るべし」というメッセージを出しています。
    とはいえ、国内マーケットが小さいことなどもあり、起業後の苦労も多いようですが、ビジネス的な面でもHubを目指しているのは事実だと思います。
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  4. 教育のHub
    ルワンダは教育の分野でもアフリカのHubを目指しています。例えば、コンピュータ科学分野で特に有名なCarnegie Melon Universityがアフリカで唯一キャンパスを持っているのがルワンダです。現在は修士コースだけですが、応募はアフリカ27カ国から来るなど、まさにアフリカのHubとなりつつあります。
    また、African Higher Education Center of Excellenceという世界銀行の高等教育プロジェクトで24の分野のリーダーをアフリカ各国で分けており、その中でIT分野が2つあるのですが、両方ともルワンダがリーダーシップをとっています。
    ・African Center of Excellence in IoT
    ・African Center of Excellence in Data Science
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  5. 地理的なHub
    地図で示した通り、ルワンダはアフリカの真ん中なので、地理的にはHubになる要素はありますね。現在、まさに国際会議などの需要に対応するために郊外に8億ドルをかけた大規模な空港建設を計画しています。ここに多くの飛行機が止まるようになれば、目的地のみならず乗り換えのHubにもなりますので、まさに彼らの目指すシンガポールのチャンギ空港のようになれるのかも?しれません。

ルワンダの本気度が少しは伝わりましたでしょうか。同じく資源と国土の少ないシンガポールをお手本にしているようですが、ぜひ頑張って欲しいですね。

 

ルワンダの起業家たちの不思議なところ

ルワンダに来て1ヶ月が経ちました。写真はルワンダの起業家が集うInnovation HubであるkLabです。

これまでITセクター開発としてバングラデシュ・ベトナム・フィリピン・中国などアジアを中心に経験して来たせいか、ルワンダのITセクター開発には「なんか不思議だなぁ・・」と思うことが頻繁にあります。

その一つが起業家たちの考え方です。これはおそらく隣国のケニア・ウガンダなどとも大きく異なると思います。

これまで何人かIT系の学生起業家や実際にビジネスをやっている人たちにあって来ましたが、驚くほど「金銭的な成功欲求が少ない」という印象を持っています。アメリカにこれまで2年いた私のイメージでは、起業家というのは、何かしら成功したい!有名になりたい!金持ちになりたい!社会にインパクト与えたい!という非常に強いモチベーションを元にリスクを背負って起業にしていて、ある程度のアグレッシブさを備え持っている人たちでないと成功することが難しい世界という印象です。

ところが、ルワンダの起業家の多くは、とても謙虚で、「社会のためになることをしたい」「国を良くしたい」というモチベーションが個人的な成功欲求より高い人が多い印象です。もちろんアメリカの起業家も「社会のために」と言うと思いますが、(私の感覚的な問題ですが)その程度はルワンダ起業家の方が遥かに高いと感じています。

この社会に優先度を高く置くと言う考え方自体はとても尊敬すべきもので、本田宗一郎や松下幸之助などが社会を良くしようと引っ張って来た日本の起業家に感覚的に近いのかもしれません。その一方で、もう少し儲けや成功欲といったものがないと、成長スピードなどの点でインパクトが弱くなってしまうのではと感じるのも正直なところです。

政府が起業を積極的に推進していることもあり(なんと起業手続きは6時間で完了!)、多くの人が「起業家」として活動しているルワンダ。日本の高度経済成長期のように、個人の儲けより社会のために、国のためにと成長していった軌跡を辿ることができるのか。それともグローバリゼーションと弱肉強食のIT業界で、アグレッシブな他国の起業家たちに飲み込まれていってしまうのか、非常に興味深いです。

また何か思いついたら書いてみようと思います。

ルワンダってどんなとこ?(各種指標とICT編)

アフリカ東部にある小国ルワンダ、皆さんご存知でしょうか?

おそらくこのブログをご覧になっている皆さんであれば、ルワンダと聞くと「聞いたことない」、「えっ、あの虐殺の?」に加えて「なんかICTで頑張ってる国だよね」というイメージを持ってる方もいるのではないでしょうか。

そうなんです。ルワンダは国を挙げてICT立国を目指す人口1,100万人の小国です。先日も日経ビジネス「鮫島弘子のアフリカビジネス入門2017 第3章 ルワンダICT編」として取り上げられました。当ブログでもTomonaritが取り上げてます。「ルワンダICT、神戸情報大学院大学、などなど(2017/1/19)」、「世界初!ドローンでのデリバリーサービスはルワンダで(2016/10/19)

そのルワンダに、2017年5月〜7月まで、研究兼インターンで首都キガリに滞在することになりました。インターン先はRwanda ICT Chamber(ルワンダIT商工会議所)で、ICT産業やイノベーションなど起業家支援などの業務を行うことになります(写真はここのHPから引用しています)。もしこの期間にルワンダにいらっしゃる方いましたら、ぜひご連絡ください。ご飯でも食べましょう。

さて、それに向けて、まずはルワンダの経済マクロ指標やICT関連政策などの客観的指標について少々調べてみたのでまとめてみました。(子供とか赤い大地の写真や生活情報を期待した方、ごめんなさい。出てきません。そして、ちなみに私はまだルワンダには行ったことがないため、現時点の解釈には予想が多いに入っていることはご了承ください。)

まずはICT立国を目指す農業国であるルワンダの現状の立ち位置として、GNI(国民総所得)と人間開発指数を調べてみました。

一人当たり国民総所得(世界銀行) 196位/214カ国 (下位10%)
人間開発指数 総合部門 (UNDP)        159位/188カ国 (下位15%)
人間開発指数 教育部門 (UNDP)        159位/188カ国 (下位15%)

一人当たり国民総所得に比べたら人間開発指数の方が少々上なので、所得と比べると教育などが少々進んでいるという印象でしょうか。ただ、いずれにせよ下位15%に入っているので、課題は多いのだと思います。

では、ルワンダの目指すICT立国に関する部分はどうでしょうか。

ICT Readiness (ITU)        150位/175カ国(下位15%)

この指標はICTインフラ、利活用、スキルから算出されていますが、こちらも人間開発指数と同じく下位15%であり、数字からみる限りでは、他国に抜きん出た状況にはないってません。

一方、ビジネスという観点では、異なる数字が見つかりました。

ビジネスしやすさランキング (世界銀行)     56位/190カ国

この指標ではなんと一気に100人抜きでアフリカ第2位です。アフリカ1位はセーシェルという島国なので、アフリカ大陸内では第一位ということになります。これはICT立国を目指す中では大きな成果ですね。

また、ルワンダは汚職対策が進んでいるというコメントをいただいたので、Transparency InternationalのTransparency Perception Index(腐敗認識指数)も見てみましょう。

腐敗認識指数 (Transparency International)     50位/176カ国

非常に高いです。アフリカ大陸ではボツワナに次いで2位です。ダイヤモンドが豊富なボツワナの次に資源の少ないルワンダが来ています。周辺の国々は軒並み140位以下ですので、突出してる高さだと思います。

と、ざっと各種指標を眺めてみましたが、これらの指標から現状のルワンダについて勝手に仮説を立てるとすると、以下のような感じでしょうか。

ルワンダは国家としてICTを活用した農業から知識社会への移行を主導している。特に投資環境整備と汚職対策については共にアフリカトップクラスで、スタートアップ企業の開始や外国から投資しやすい環境、そして透明な政府運営がなされている。一方、それに伴ったICT関連の整備状況は、国主導の光ファイバーケーブルなどは進んでいるものの、利活用やスキルといった国全体での活用では未だ他国に抜きん出た状況にはなっていない。教育などの人間開発に関しても、未だ下位15%にランキングされるなど、国家主導のICT立国と実際の人材育成やICT活用の観点では依然大きなギャップがある。

この仮説は所詮数値からの想像(妄想?)でしかないので、どの程度正しいかは現地で自分で見て・感じて・考えてみたいと思います。

次回はルワンダやアフリカが独自に策定しているICT政策について調べてみます。

(追記)
ルワンダでは汚職対策が進んでいるというコメントをいただいたので、汚職に関する指数も追加してみました。

情に報いると書いて「情報」=information

今日、とても面白い話を聞いたのでわすれないように。

まずは、前段。

これまでの投稿で何度か、dataとかinformationは受け取る人の教育レベルや経験によって、その人にとって有益にもなるし無意味にもなる、というようなことを書いてきた。だからICTを使って情報を配信しただけでは、必ずしも全員が恩恵を受けられるわけじゃない。このコンセプトは、Heeks教授の”4A model”というモデルが分り易い。

A4 Model

Source: Heeks, R. (2002) “iDevelopment not eDevelopment:Special Issue on ICTs and Development”, Journal of International Development, 14(1), 2002, 112, which has been published in final form at: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jid.861/abstract

Dataは単なる数字や単語の塊であり、それだけでは意味をなさない。そのDataにアクセス出来て(←例えば、スマホでインターネットを使ってアクセスするには、スマホというデバイスやインターネットを使えるだけのお金やスキルが必要)、Assessすることが出来て(←その数字や単語の塊が何を意味するのか?を分析・理解するためには教育や経験が必要)、Apply(Adapt)することが出来て(←自分の仕事や生活に当てはめて、そのDataを有益に活用するアイデアに気づくためにも教育や経験が必要だし、さらに、それを「有効活用しよう!」と考える意識・思いが必要)、そこまで出来て初めて単なる数字や単語の塊であるDataが有益な意味を持つInformationになる。そして、その有益な情報に基づいて、自分にメリットのあるActを取ることが出来る(←そのためは、時としてお金や時間や体力などが必要)。ということを上記の4A modelは示している。

要するに、受け取り手側の教育レベルや経験、能力によりけりということ。これは、「結局、アナログ・コンポーネントが重要」という世銀のWorld Development Report 2016の内容とも同じ趣旨だ。

んで、今日聞いた面白いこととは、日本語でInformationは「情に報いる」書いて情報ということ。Informationにこの日本語訳を当てはめた人は、上記で述べた「有効活用しよう!」と考える意識・思いが必要」という点を理解していたのだろうと驚き。

Informという単語は、「知らされたもの→知識、考え→情報」というような語源を持つらしいのですが、informという情報発信側主体の単語の名詞形に、情報の受けて側の視点から日本語に訳した方はスゲーなーと感心してしまいました。

ソマリアを知ろう ~元通信大臣が語るICT事情、迫りくる飢饉そしてソマリアの未来~

かなり急なお知らせですが、3月30日(木)に、DMM.Africaにて「ソマリアを知ろう ~元通信大臣が語るICT事情、迫りくる飢饉そしてソマリアの未来~」というイベントがあると友人から聞きまました。あまりにグッと来たので、もう日がないながら以下、紹介しちゃいます。

 ソマリアと聞いて皆さんなにを思い浮かべるでしょうか? アフリカの角とよばれる場所に位置するソマリアは、多くの日本人にとって馴染みが深いとは言えない国です。あたらしい政権が発足し、日本との正式な国交が樹立し、様々なソマリアと日本を結ぶビジネスが始まっている昨今、みんなで一度ソマリアの人の話を聞いてみませんか?

 ソマリアのICT事情のこと、ソマリアの干ばつと飢饉のこと、そして何よりも大事なソマリアの未来のこと。ソマリア政府の通信大臣を務め、様々な立場からICTによってソマリアを活性化しようと尽力してきたモハメド・イブラヒム氏が緊急来日。皆さんの好奇心に真摯に答えます。

  • 日時:3月30日(木)15:00〜17:00 (開場は14:30〜)
  • 場所:〒106-6224 東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー DMMグループ総合受付24階

    地図 – https://goo.gl/maps/m3W5ZBn7XoJ2

  • 参加費 :無料
  • 参加登録 :以下のフォームから

https://docs.google.com/a/kcgrp.jp/forms/d/e/1FAIpQLSda2yp_LMjY3b4iIGlWPlC5ESuuBQQ-NJQ8gNkSjub2AJjHRw/viewform

  • 諸注意 :通訳のご用意はございません
  • 当日は名刺2枚をご持参ください
  • 1Fの受付にて、担当者が入館証をお配りします

ご関心のある方、行ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに、「あのエロ動画のDMM.comが、ソマリアって…?!ん、よく見ると”.Africa”になっとる?」という方は、こちらのニュースを見てみて下さい→アフリカ市場で事業を創造せよ!あのDMM.comが新プロジェクトに挑む若者を募集中!

JICA監修アプリ「Jhappy」

Jhappy.png

JICAがSNSアプリをリリースしているのでご紹介。
以下、JICAのWebサイトからのコピペです。

JICA監修SNSアプリ「Jhappy(ジェイハッピー)」のAndroid版をリリース致しました(iOS版は2016年11月に先行リリース)。

本アプリは、世界各地で途上国開発に関係する様々な人々(日本に来ている途上国の留学生、途上国のカウンターパート、日本の開発専門家、コンサルタントetc)や、国際協力やボランティアにご関心のある人々にご利用いたただける情報交換のプラットフォームです。誰でも無料でダウンロード、情報発信・閲覧等ご利用いただけます。インターネットで検索するよりも簡単に国際協力やボランティアに関心のある世界中の人々や情報と出会い、対話することができます。世界の課題解決のためにご尽力いただいているみなさまの対話・学びあいの促進にご活用ください。

また、日本含め世界各国が抱える社会課題は多様化しており、問題解決のためには、今後も益々多くの方々の事業へのご参画を必要としています。JICAは、このアプリを通して、事業の成果にかかる情報発信や、日本に招聘している途上国からの留学生との交流強化に一層努めます。

これまで国際協力事業とはご縁のなかった方々にも、Jhappyを通して、世界で起きていることを、より身近に感じていただけますと幸いです。

以上がJICAのWebサイトの紹介文。うーむ、か、カタい。かなりおカタい感じの紹介文だ。でも、万博関西弁バージョンのようにくだけ過ぎするよりは良いか。

紹介文の賛否はさておき、関心がある方は、iOS版はここから、Android版はここからダウンロード出来ます。

そう言えば、大分昔(2009年)の投稿「SNSの可能性」の中でも紹介していたのですが、ドイツのGIZ(ドイツのJICAみたいな組織)が「Alumniportal Deutschland」というSNSサイトを2008年からやっており、2009年時点では約2500人だったユーザー数が、現在は15万人近くまで拡大していました。

SNSが成功する(盛り上がる)のか否かのポイントは、ICT4Dプロジェクトの成否のポイントと類似点が多い気がする。SNSサイトを立ち上げたり、アプリをリリースするだけでは何も起らない。例えば10年位前、mixiが流行った時代には、自治体の多くが自治体SNSサイトを立ち上げたものの、成功した例はかなり限定的だった。「ICT=Solution」的な発想でシステム導入だけしても、その効果が出ないという明快な例だったと思える。

SNSについては、それを使うユーザーへの動機付けや、ユーザーを巻き込むことが必要。更に使い勝手にも気を配る必要がある。一方、負の面を考慮すると、ユーザーのマナー(リテラシー)や、英語以外のマイナー言語(例えば、スワヒリ語とか)で不適切が書き込みがあった場合に、誰がどうそれを発見して削除するのか?や個人情報の取り扱い、セキュリティといった難しさもある…。

と思いながら、とりあえずダウロードしてみました。